高嶺ひも takanehimo [地域文化]
高嶺の花 ならぬ伝統工芸品の「高嶺ひも(たかねひも)」を紹介します。 くみひもの歴史は 古く奈良時代まで遡ります。 奈良時代 中国より仏教文化と共に渡来し 日本独自の技術が発展し優美な紐が作られるようになったそうです。
この技術を用いて 精魂込めて製作したのが高嶺ひもです。「高嶺ひも」は糸を染めるとこから始まるため、大変な手間と時間がかかります。一編みごとに絞っていくので、出来上がりは非常に柔らかくそれでいて丈夫な紐が出来上がります。
糸や編み込む模様によって様々な編み方があります。 伝統的で格調高い唐組や丸源氏、角源氏、平源氏といった編み方の他に、組紐では高嶺ひもだけでしか出来ない唯一無二の三角源氏なるものもあります。 もともとは、戦国の世では甲冑や武具の部分として、戦場でも耐えることが出来る丈夫な紐として使用されていたようですが 現在では、美術品として愛用されようになり「帯締め」や「羽織紐」、携帯のストラップなどに用いられています。
ご覧になりたい方は、下記の工房ほか、銚子市天王台にある「地球の丸く見える丘展望館」でも展示販売してます。